神田将×宮井愛子コンサート 30日市民会館

 国内外で活躍するエレクトーン奏者の神田将さんと、和歌山市のピアニスト・宮井愛子さんによるコンサートが30日午後2時から、和歌山市民会館小ホールで開かれる。2人の共演は初。それぞれのソロステージの他、特に第2部のエレクトーンとピアノのコンチェルトは必聴。神田さんのエレクトーンのパワーと、華やかでダイナミックな宮井さんのピアノの相乗効果で、息をのむアンサンブルになりそう。

 一般財団法人ヤマハ音楽振興会和歌山事業所と同館が主催。市、市教委、本紙など後援。

 神田さんは東京都出身。たった1台のエレクトーンでフルオーケストラに迫るサウンドを奏で、電子楽器の常識を覆した奏者として知られる。2009年、2010年には中国上海国際芸術祭に出演、2009年から仙台クラシックフェスティバルに連続出演するなど、エレクトーン演奏家として史上初の快挙を成し遂げている。

 宮井さんは京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻卒業。平成27年FUGA国際音楽コンクールで金賞、アーティスト部門最優秀賞(プリミエ賞)・ピアノ部門最優秀賞(スープリーム賞)各賞を受賞するなど、受賞歴多数。

 第1部は、それぞれのソロ演奏。宮井さんは、ピアノソナタ「月光」(ベートーベン)、「幻想即興曲」(ショパン)などを、神田さんは「運命の力 序曲」(ヴェルディ)、「威風堂々第1番」(エルガー)など、クラシックの名曲を演奏する。

 第2部は2人で、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」を披露する。

 チケット2000円(当日2500円)。3歳未満の入場は不可。全自由席。同館の他、市内の各コミュニティセンターなどで取り扱っている。問い合わせはヤマハ音楽振興会和歌山事業所(℡073・426・2521)。