堺正章さんら出場 クラシックカーラリー
クラシックカーで2府6県を走破するラリーイベント「ラ・フェスタ・プリマベラ」が14日から17日までの4日間で催され、15日から16日にかけて一行が県内入り。新緑の中を約60台の名車が駆け抜けた。
平成21年に始まり、ことしで9年目。俳優の堺正章さんや、ラリードライバーの篠塚建次郎さん、クレイジーケンバンドの横山剣さんら有名人も参加。1920年代~1970年に製造されたブガッティやジャガー、ポルシェなど世界の名車が名古屋市の熱田神宮をスタートし、京都市までの約1100㌔を走り抜けた。
16日には海南市や和歌山市を通過。スタンプポイントとなった同市坂田の島精機製作所では、集まった市民やファンたちが「気を付けて」「行ってらっしゃい」などと旗を振って応援。1957年式のマセラティを運転する堺さんが通過すると、沿道からは「マチャアキ~」と、ひときわ大きな声援が湧き、堺さんも笑顔で手を振って応えていた。島正博社長も参加者を出迎え、握手するなどして激励した。
観覧に来たのは3度目という同市の会社員、高田佑介さん(33)は「歴史を感じられる車ばかりで、独特のエンジン音やにおいが魅力。乗っている人たちもかっこ良くて、憧れます」と笑顔で話していた。