大茶わんで一服を 文協茶道部の大福茶会

和歌山文化協会茶道部(永岡一惠部長)主催の大福茶会が7日、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で開かれた。

茶会の名前にもなっている、中に「福」の一文字が書かれた直径約40㌢の大きな茶わんでお茶が振る舞われた。毎年恒例の取り組みで、18回目を迎えた。

部員は大茶わんに大きな茶せんでお茶をたて、参加者は顔が隠れるほどの大茶わんを持ち上げて一服。大茶わんのお茶は5人ほどで分け合い、参加者はお茶を味わった後、一礼して大茶わんを隣に渡していた。

参加した芝崎美津子さん(76)は「毎年楽しみに参加している。大茶わんでいただくお茶はおいしかった」と笑顔。永岡部長は「1回目から毎年来てくれている人もいる。お茶をおいしく飲めるこの季節に、これからも続けていきたい」と話した。

大茶わんでお茶を味わう参加者

大茶わんでお茶を味わう参加者