高校生企画ステージも ふるさと海南まつり

JR海南駅周辺で13日、「ふるさと海南まつり」が開かれた。音楽演奏や屋台出店、盆踊りなど多彩な催しが企画され、多くの家族連れでにぎわった。

市や商工会議所などでつくる実行委が主催。25回目を迎えたことしは「NEW HISTORY 新たなる出発」をキーワードに、若い世代に祭りを担ってもらおうと、初の試みとして、県内の高校生がステージの企画や運営に主体的に携わった。

駅前広場のステージプログラムの一部を担当し、舞台では海南高校大成校舎や海南高校の軽音楽部、海南下津高校ダンス部など、地元高校生によるエネルギーあふれるパフォーマンスが繰り広げられた。

高校生イベント「Spread(スプレッド)」のメンバーで、資料作りから当日の舞台転換や音響など、ステージ進行の多くを担った、りら創造芸術高校11期生の中村巴菜(はな)さん(18)は「メンバーがそろう時間がなくて準備が大変だったけど、高校生に任せてもらえてやりがいがあった。いろんな学校の子と交流できて、また別の祭りも一緒に盛り上げたいというぐらい、連帯感ができました」と笑顔で話していた。

この他、「未来の夢」をさけぶ大声コンテストなどもあり、午後8時のフィナーレでは盆踊りと総踊りで一層熱気に包まれた。

バンド演奏する高校生

バンド演奏する高校生