体にいい「金芽米」健康医療アワード受賞
米の総合メーカー東洋ライス㈱(本社=和歌山県和歌山市黒田・東京都、雜賀慶二社長)が製造・販売を手掛け、平成17年に発売した「金芽米」が、健康医療に役立つ製品と高く評価され、医療関係者で構成される「日本健康医療学会」(佐藤元彦理事長)から「第5回健康医療アワード」の表彰を受けた。受賞式は東京都港区六本木の学校法人メイ・ウシヤマ学園で9月18日に行われ、雜賀社長(83)が出席した。
「金芽米」は、胚芽など、体には良いが味の悪さから除去されていた米の成分を独自の精米技術で残すことに成功。発売以来、金芽米を3カ月食べ続けた人の71%が美肌効果、67%が便秘解消効果、57%が体調良好を感じるなどのアンケート結果や、多くの消費者から「健康にいい」との評価も得ている。医療界がその健康改善効果を認めたのは今回が初めて。
雜賀社長は「健康に良い『金芽米』~不味の『生薬』だった昔のコメを美味しくして再現!」をテーマにプレゼンテーション。金芽米の構造を表した図や、自身の血液検査の結果について10年前と金芽米を食べ続けている現在の数値の違いを示し、そのおいしさと健康改善効果を分かりやすく解説した。
雜賀社長は「これほど具体的な評価を与えられたのは初めて。医食同源という言葉の通り、胚芽を含む米は元々体を健康にする食べ物で、その味を改善しおいしく食べられるようにしたことが私の発明、貢献だと思っている」と力を込めていた。
同製品の他、表彰を受けたのは次の通り。▽ザイグル(㈱ティー・ユー・エフ)▽メタバリアS(富士フィルム㈱)▽ビフィーナS(森下仁丹㈱)▽ラジオ体操の普及(NPO法人全国ラジオ体操連盟)