外国語で文化紹介 伏虎と和大留学生交流

和歌山県和歌山市立伏虎義務教育学校(林素秀校長)の6年生37人は12日、同市栄谷の和歌山大学を訪れ、ベトナムやカザフスタンの留学生19人と交流授業を行った。

和大が平成16年から行っている「留学生と地域の小学生との交流プログラム」の一環で、児童の国際交流や英語学習、外国人への地元の魅力発信などが目的。

グループごとにそれぞれ2~3人の留学生が入り、児童は英語、留学生は日本語で、自分たちの国や県の魅力を紹介した。今回の授業に向け児童は約1カ月間英語での発表を練習したという。

海南市のお土産「紀州雛」について発表した??村琴子さん(11)は「It is a traditional craft.(これは伝統的な工芸品です)」と紹介。留学生から「紀州雛は知りませんが、海南の黒江には行ったことがあります」と言われ、笑顔をみせた。

留学生からの質問に「famous!(有名な)」「poplar!(人気のある)」などの単語を使って一生懸命回答する児童や、スマートフォンで画像を検索し文化を説明する留学生などもおり、和やかな交流が行われた。

交流会に参加した東元胡乃葉さん(12)は「留学生のお兄さんお姉さんは優しくて楽しかった」と喜んでいた。

和大の長友文子教授は「留学生が地元の児童と接することは、地域を知るだけでなく、英語を教えることによって自分たちも学ぶことができる非常にいい経験になりました」とプログラムの成果を話した。

児童が英語で和歌山をアピール

児童が英語で和歌山をアピール