年頭のごあいさつ
地域深耕・世界に向けて
新年おめでとうございます。戊戌(つちのえ・いぬ)の年頭を迎え、読者の皆さまに謹んでごあいさつ申し上げます。
昨年は、世界的旅行ガイドブック「ロンリープラネット」が選ぶ「訪れるべき世界の地域」のべスト5に「紀伊半島」が入ったことや、和歌山市の会社がクラウドファンディングで総額1億2800万円を突破し、資金調達日本一を樹立したことなど明るいニュースがあった一年でした。
弊社においても日本初となる新聞社とYouTuberのコラボとして、世界中をヒッチハイクした元猿岩石の森脇和成さんと共に和歌山の素晴らしさを県内外に発信しています。ぜひYouTubeの「森脇TV」と弊紙AR「いごくで新報」で動画をご覧ください。
また、人気テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」初代探偵などで活躍し、現在は和歌山大学観光学部で非常勤講師として学生たちを指導している越前屋俵太さんにも協力していただき「越前屋俵太の人酔い日記~カウンター越しの和歌山」と題し、和歌山の自慢の「街の人」を紹介する連載も始めました。記者の視点とは違う角度から和歌山の人を掘り起こしていきます。
本年のスローガンは『地域深耕・世界に向けて』です。以前から掲げている和歌山の素晴らしいものを掘り起こすという「地域深耕」、それを世界に発信していく思いを込めました。
人口減が進む当県、お客さんの数はじり貧。求人募集をしてもなかなか人は来ません。ならば全国や世界中から和歌山に来てもらいましょう。和歌山の素晴らしいものを全国世界の人に買ってもらいましょう。そのためにはまず和歌山を知ってもらうことが必要不可欠です。
県都唯一の日刊地方紙として、人と地域、地域と世界をつなげる架け橋となり、世界に向けて、社員と共に愛読者の皆さまと共に和歌山を発信してまいりたいと思います。
最後になりましたが、皆さまのご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
わかやま新報 代表取締役社長 津村周