2月25日 打田中で新校舎竣工式

 ことし3月の完成を目指して新校舎の建設工事が進められていた紀の川市東大井の市立打田中学校で2月25日、 竣工式が行われる。 3月9日の卒業式を前に 「3年生にも新校舎で学習してほしい」 と、 予定より工期が前倒しされた。 現在、 新校舎の外観はほぼ完成し、 校舎の周辺整備や内装工事が進められている。

 運動場北側に建築された新校舎は、 鉄筋コンクリート3階建て、 延床面積6268平方㍍。 普通教室17室と特別教室や多目的室などがある。

 総事業費は16億9972万円。 設計・監理は㈱岡本設計、 施工は大豊建設㈱が請け負った。 校舎内の木は紀州材が使われ、 温かい雰囲気に造られているという。

 新校舎が完成し、 授業が開始されれば、 旧校舎と給食室の解体を開始。 跡地にはテニスとハンドボールの両コートが整備される予定で、 ことし11月末の完成を目指す。 体育館と武道館は残す。

 市教委は「3年生はこの1年、建築工事の音がうるさい中で、勉強を頑張ってきた。 新しい校舎で少しでも勉強し、 思い出に残してほしい」と話している。