観光や歴史問う70題 第7回粉河検定に50人
粉河検定実行委員会(山田尚司委員長)は20日、和歌山県紀の川市粉河の市商工会館で「粉河検定試験」を実施し、地元の高校生や住民ら約50人が挑戦した。
「粉河」のまちを知ってもらい、次世代に魅力などを継承していこうと、毎年実施している検定。今回で7回目を迎えた。
試験では、あらかじめ配布されたテキストを参考に全70問(100点満点)を出題。粉河のまちを中心とした自然や観光、歴史、文化財、特産品などについて三または四者択一で出題した。試験時間は70分。龍門山の伝説や紀の川に関する問題などが出され、受験者は真剣な面持ちで問題と向き合っていた。
試験結果により90点以上に1級、89~70点に2級、69~50点に3級、49点以下に4級の認定が与えられる。後日、級別の認定証が送付され、90点以上の成績を残した受験者には、語り部の要請をする場合がある。
同実行委員会は「回数を重ねるごとに、盛んになっている。初めて挑戦される方もいて、粉河を知ろうとしてくれることがうれしい」と話していた。