県ブランドイチゴ毬姫様 東京・京都でPR
和歌山県いちご生産組合連合会(松本智行会長)は、県産のブランドイチゴ「毬姫様(まりひめさま)」を30日から2月上旬にかけ、東京と京都でPRする。
「毬姫様」は県産イチゴ「まりひめ」のうち、35㌘以上の完熟した果実を厳選し、傷がつかないよう丁寧に梱包したプレミアム商品。生産農家数は21戸で、昨年度から12月~2月の期間限定で主に贈答用として出荷されている。
PRは、東京と京都の計3カ所で行う。今月30日には東京都新宿区の新宿高野本店で開かれる「フルーティライフ教室」に2年連続で参加し、「毬姫様」を使った料理を消費者に提供する。2月2日には渋谷区の東京カルチャーカルチャーで開かれる「苺まつり」に参加し、栃木県産の「スカイベリー」や熊本県産の「ゆうべに」などのブランドイチゴと食べ比べをしてもらう他、「毬姫様」を使ったフルーツカッティングやカクテル作りの実演も行われる。
京都では2月10~12日、高島屋京都店で試食と販売のイベントを開く。「苺まつり」と京都でのイベントには松本会長も参加する予定。
県果樹園芸課によると、これまでに参加した「毬姫様」のPRイベントでは、試食した人から「甘さと酸味のバランスが良く、とてもジューシー」、「和歌山にこんなおいしいイチゴがあったなんて」といった声が寄せられたといい、同課は「毬姫様はまだあまり知られていない。多くの人においしさを知ってもらい、販路拡大につなげたい」と意気込んでいる。