南国気分のコンサート 和歌山ハワイアン協

 和歌山ハワイアン協会(岡本広子会長)の第3回コンサート「癒やしのフラへのお誘い」が12日、和歌山県の和歌山市民会館小ホールで開かれた。粉雪が舞う中、県内各地から集まった約200人が日頃のハワイアンフラの練習の成果を発表し、南国の雰囲気にいざなった。

 ハワイの主要な五つの島をイメージした鮮やかな5枚の垂れ幕が舞台を彩り、南国ムードたっぷり。子どもから80代までの出演者がカラフルな衣装やレイを身にまとい、陽気なハワイアン音楽に合わせてステップを踏んだ。

 ひょうたんや竹の打楽器演奏に合わせたリズミカルなダンスや、柔らかくゆったりした動きの踊りで魅了。訪れた人は、指先から足先まで全身を使って表現される優雅な動きをうっとりと見つめていた。

 楠見西小学校6年の大森星空(せいら)さんは「踊ってると優しい気持ちになって、みんなの前で発表するのが楽しい」、祖母と一緒にフラを楽しむ楠見小学校3年の藤田杏吏さんは「緊張しなかった。きょうの発表は97点」とにっこり。

 岡本会長は「協会の10周年は2021年の和歌山での国民文化祭とも重なり、一層ハワイの『アロハ』『マハロ』(愛や感謝)の心を大切に、皆さんと盛り上げていこうと今からワクワクしています」と話していた。

陽気な音楽に合わせて踊る出演者

陽気な音楽に合わせて踊る出演者