平均倍率最低の0・94倍 県立高校出願状況

 和歌山県教育委員会は26日、2018年度県立高校入試の一般出願状況を発表した。

 全日制(29校4分校63学科)は入学者枠数6598人に対して6187人(うちスポーツ推薦119人)が出願し、平均倍率は0・94倍。一般入試になった09年度以降1・0を割り込むのは2度目で、今回が同年度以降の最低となり、22校4分校39学科で定員割れしている。

 普通科の出願倍率は桐蔭が1・33倍とトップ。続いて向陽1・23倍▽粉河1・15倍▽橋本1・14倍▽海南(海南校舎)1・11倍――の順となった。本紙エリアの専門・総合学科は和歌山工業の創造技術科が1・50倍、産業デザイン科が1・25倍、建築科が1・18倍の順に高かった。

 県立定時制(9校11学科)は枠数575人に171人が出願し、倍率は0・30倍。市立全日制(2校5学科)は枠数380人に対して335人(うちスポーツ推薦10人)が出願し、倍率は0・88倍。市立定時制(1校2学科)は枠数80人に対して10人が出願。倍率は0・13倍だった。

 本出願は3月5、6日に受け付け。学力検査は12日、面接・実技検査などは13日に実施。合格発表は20日午前10時に行う。