団体と7人が全国選抜出場 北高レスリング
和歌山県立和歌山北高校(和歌山市)のレスリング部は、27~29日に新潟市体育館で開かれる風間杯全国高校選抜大会に個人7人と団体が出場を決めており、練習に打ち込んでいる。1月に京都府の八幡高校で行われた近畿ブロック予選では、学校対抗戦を制し、個人戦でも3人が優勝を飾っており、全国大会での活躍に期待が高まっている。
近畿ブロック予選は、学校対抗に12校が出場。和歌山北は1回戦から順調に勝ち上がり、決勝では強豪・大和広陵高校(奈良県)と対戦した。今大会は当初から決勝を想定した選手編成を組み、60㌔級で広陵の強敵を抑えるため、国体5位の実績を持つ1年の谷口虎徹君を抜てき。作戦は功を奏し、タックルからグラウンド(寝技)に持ち込むとローリングで点数を重ねてテクニカルフォール勝ちを収めた。
続く主将の谷口智紀君や内田貴斗君ら2年生も続き、チームは4―3で優勝。当初の作戦通り2年生が確実に勝ち切って、昨年に続く近畿の優勝旗を持ち帰った。最優秀選手賞に選ばれた内田君は「優勝におごらず全国に向けて頑張りたい」と意気込んでいる。
男子フリースタイルの個人戦は、50㌔級で岡本景虎君、66㌔級で谷口智紀君、74㌔級で内田君の2年生3人が優勝。
中でも18人が競った66㌔級は、谷口智紀君が全試合を無失点で抑える快勝だった。決勝の水口竣介選手(大和広陵)戦では、得意のタックルからグラウンドの展開で圧倒し、10―0のテクニカルフォール勝ち。目前に控えた全国大会を見据え「これまで以上に得意なタックルを磨いて、優勝を目指したい」と気を引き締めている。
さらに、50㌔級で田中開偉君(2年)、55㌔級で谷口虎徹君が準優勝。同級で方杭龍海君が3位、66㌔級で房本拓君が5位に入賞し、全国への切符をつかんだ。