JA紀の里「あぐりキッズスクール」閉校式

 子どもが農業体験を通じて食や農を学ぶ 「あぐりキッズスクール」 (JA紀の里主催) の第1期生31人がこのほど、 半年間の講座を修了し、 紀の川市西大井のふるさとセンターで行われた閉校式に臨んだ。

 スクールは昨年7月にスタート。 全7回の日程で、 サツマイモ掘りやミカン狩りの体験の他、 同JA流通センターの見学なども行った。 前回12月の第6回では、 生産から消費までを一貫して学習するため、 8月に植え付けたジャガイモとニンジンを収穫し、 カレーを作って食べた。

 式では、 山田泰行組合長が 「皆さん楽しく仲良く学んでくれました。 これからもこの経験を生かしてください」 と修了を祝福。 スクール生を代表して岩出市立山崎小学校5年生の狭間咲稀さん (11) は 「難しかったニンジンなどの収穫体験を通じ、 食の大切さが分かりました」 と感謝の言葉を述べた。

 同スクールでは職員研修を兼ねて、 同JAの新人職員が子どもたちの指導に当たった。 内容も新人職員が考案し、「担任」として子どもたちと接した。金融営業課の大平祐司さん(24)は「農業にたくさんの疑問を持った子どもたちと接することで、こちらもあらためて刺激になりました。この出会いを大切にして業務に生かします」と話していた。