箏の演奏や短歌楽しむ 和歌の浦桜まつり

 「絶景の宝庫」として文化庁の日本遺産に認定された、和歌山県和歌山市の和歌の浦で31日、4月1日の両日、満開の桜とともにピアノや箏演奏、短歌などを楽しむ「第5回名勝和歌の浦桜まつり」が催される。メーン会場は玉津島神社と妹背山のあしべ屋妹背別荘。春らんまんの和歌の浦で、風流な春を体感してみませんか。

 名勝和歌の浦 玉津島保存会、あしべ屋妹背別荘が共催。31日には、保存会の渋谷高秀さんを案内人に、名勝和歌の浦の「絶景スポットめぐり」を開催(午前10時に玉津島神社集合)。あしべ屋妹背別荘では午後1時から、和歌祭御船歌「第4回音頭取り選抜大会」がある。

 4月1日午前11時からは、あしべ屋妹背別荘で、村瀬憲夫・近畿大学名誉教授による解題『玉津島見れども飽かず いかにして包み持ちゆかむ見ぬ人のため』がある。

 両日とも、あしべ屋妹背別荘で「サクラカフェ」が開かれ、温かい飲み物や特製菓子を販売。海南市大崎の物産販売「花びら市」もある。

 問い合わせは渋谷さん(℡073・447・2660)。その他のイベントは次の通り。

 【1日】餅つき(午前9時~、先着200人に進呈、ぜんざいの販売なども)▽西浦晴美さん万葉コンサート(午後1時~)▽短歌大会(2時~)=以上玉津島神社▽西陽子門下生演奏会(午前11時半~)▽県民謡連盟連合会有志による演奏会「聴こう歌おう和歌の浦の音、今年もあしべ節!」(午後2時~)▽アーツクラシックバレエ研究生によるパフォーマンス=以上あしべ屋妹背別荘

桜を背景に優雅な箏の演奏も(玉津島保存会事務局提供)

桜を背景に優雅な箏の演奏も(玉津島保存会事務局提供)