早瀬戸君に奨励賞 年賀状コンク版画部門
日本郵便㈱が主催する「第15回全日本年賀状大賞コンクール」の版画部門・小学生(1~3年)区分で全国から1805点の応募が集まった中、和歌山ろう学校(島田健司校長)1年生の早瀬戸航君(7)が和歌山県内唯一の奨励賞を受賞した。
作品は、横にした年賀はがきいっぱいに、ことしの干支である犬がボール遊びをする様子が表現されており、楽しく尻尾ではじいている瞬間がイメージされている。
図工の時間に作った作品は、あらかじめ描いた下絵を、版画紙で専用のスチロールに転写し、鉛筆で線に沿って丁寧にへこませることで制作。「鉛筆で描くのは簡単だけど、版をへこませるのが難しかった」と振り返っっている。
普段から絵を描くことが好きな早瀬戸君は、その日の出来事や動物など毎日多様な対象を描いており、今回授業の一環で初の応募となった児童らの作品の中で見事、入賞に輝いた。
表彰式は和歌山市砂山南の同校で行われ、和歌山中央郵便局の山中正樹局長から賞状を受け取った早瀬戸君は「賞状をもらえてうれしい。これからも版画や絵、工作などいろんなことにチャレンジしたい」と話していた。