柔道宮井さん、ライフル谷口さんが全国入賞

2018年度全日本カデ柔道体重別選手権大会(4月15日、東和薬品RACTABドーム)44㌔級で有田市立箕島中学校3年の宮井杏さん(14)が優勝し、19年度全国高校ライフル選手権大会(3月25~28日、徳島市ライフル射撃場)10㍍エアライフル少年女子立射40発競技で県立和歌山高校3年の谷口萌果さん(17)が2位に入賞した。2人は9日、県庁の宮下和己県教育長を訪問し、入賞を報告した。

全日本カデ柔道体重別選手権大会は14歳から17歳未満の中高生が対象。全国優勝などの実績が全日本柔道連盟強化委員会から認められた選手のみが出場できる。宮井さんは44㌔級で唯一の中学生となったが、高校生を相手に勝ち上がり、19日からポーランドで開かれるカデ国際大会への出場権を手にした。

谷口さんは県ライフル射撃協会に所属。クレー射撃をしていた父と祖父の影響で小学4年生からライフル射撃を始めた。大会では立った姿勢でライフルを構えて標的を撃つ立射40発競技で決勝に進み、徳島県の堀之内愛選手に2点差で惜しくも敗れた。

宮下教育長は「宮井さんはポーランドでも素晴らしい試合をして良い結果を残してほしい。谷口さんは高校最後の年の大会で悔いのないように戦って」とエールを送った。宮井さんは「優勝して、国際大会に行けるのがうれしい。不安もあるけど、力を出し切って優勝したい」と世界への意気込みを話した。谷口さんは「全国大会に向けて、目標をしっかり持てた試合だったと思う。全国で上位入賞し、アジア大会での活躍を目標にして頑張りたい」と今後の目標を語った。

試合について宮下教育長(手前)に報告する谷口さん㊨と宮井さん(その左)

試合について宮下教育長(手前)に報告する谷口さん㊨と宮井さん(その左)