アルテリーヴォが10連覇 県サッカー選手権
天皇杯出場を懸けた第23回県サッカー選手権大会の決勝が13日、和歌山県和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で行われ、アルテリーヴォ和歌山が延長戦の末、海南FCを2―1で下した。10年連続10回目の優勝を飾ったアルテリーヴォ和歌山は県の代表として「天皇杯第98回全日本選手権大会」に出場し、26日に同競技場である1回戦で静岡県代表のHondaFCと対戦する。
試合は午後1時にキックオフ。強い雨が降り続く悪天候の中、アルテリーヴォが序盤からボールを支配するもゴールを奪うことはできず、前半を両チーム無得点で折り返した。後半に入り雨がさらに強くなる中、アルテリーヴォは後半34分にMFの白方淳也選手がゴールを決めて先制。一方の海南FCはアルテリーヴォの猛攻を粘り強い守備で最少失点に抑え、アディショナルタイム1分にDFの西原潤選手が起死回生の同点ゴールを決めて追い付いた。
延長に入ってもアルテリーヴォは優勢に試合を進め、延長前半2分にまたも白方選手がゴールを決めて勝ち越し、そのまま逃げ切った。
アルテリーヴォの坂元要介監督は「1対0で勝たなければいけない試合だったが、追い付かれた後、しっかり落ち着いて点を取ってくれた」と振り返り、全日本選手権に向け「力が上の相手に自分たちのやってきたことがどれだけ通用するか楽しみ」と話していた。