功労者ら表彰 交通事故をなくする県民運動

 交通事故をなくする県民運動推進協議会(会長=仁坂吉伸知事)の総会が21日、和歌山県和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれた。自治体関係者や交通ボランティアら約200人が出席し、本年度の功労者に対する表彰などが行われた。

 長年にわたり交通安全の実現に取り組んできた17人と本年度の交通安全年間スローガンで最優秀作に選ばれた4人(1人欠席)に、仁坂吉伸知事から表彰状が贈られた。

 仁坂知事は、昨年の飲酒運転による死亡事故が対前年比3件増の6件に増えたことや、飲酒運転撲滅を目指して県が作成したステッカーとバッジを紹介。「少飲酒運転撲滅のために力を合わせて頑張ろう」と呼び掛けた。受賞者を代表し、日高川町の熊谷重美さんは「引き続き地域の交通安全のために活動していきたい」と述べた。

 その後の議事では、昨年度の事業報告や決算報告、本年度の事業計画、予算について審議があり、いずれも可決した。

 表彰を受けたのは次の皆さん。

 【交通安全功労】熊谷重美(日高川町)▽松井清澄(九度山町)▽平野一夫(高野町)▽草田満喜子(かつらぎ町)▽川原博幸(紀の川市)▽川口義晴(和歌山市)▽栗林法嗣(同)▽酒部文子(同)▽伊藤真季(同)▽上辻淑皖(紀美野町)▽喜多稔(有田市)▽奥村昌弘(日高川町)▽濵田信矢(御坊市)▽寺岡正和(田辺市)▽前田清(同)畑平博敏(同)▽出嶋洋昭(すさみ町)

 【交通安全年間スローガン(住所・学校は2017年11月30日時点)】〔一般の部〕橋爪達也(和歌山市)車間距離 心の余裕の 見せどころ〔小学生以下の部〕西村太志(和歌山市立川永小学校)ヘルメット かぶってまもろう 自分のいのち〔中学生・高校生の部〕境陽生(有田市立保田中学校)「まだ乗れる」軽い気持ちも事故のもと〔シニアの部〕村上正次(和歌山市)お世話になった免許証 迷った時が 返す時期

表彰を受ける交通安全功労者

表彰を受ける交通安全功労者