絆深めて地元知る 花王社員らお城で清掃活動

 和歌山県和歌山市湊の花王㈱和歌山工場(松下芳工場長)の社員らは26日、和歌山城で清掃活動を行った。

 社会貢献とともに、社員同士のコミュニケーションを深めることや、県外から来た社員に和歌山を知るきっかけにしてもらおうと2004年から行われ、今回でおよそ20回目となる。活動には社員やその家族、ОB、外国人研修生など253人が参加。岡口門周辺で約1時間、除草作業に汗を流した。松下工場長は「家族も大切にするということも昔から大切にしている。社会貢献をしながら絆を深めていければいいと思う」と話した。

 参加した新入社員の前田晃宏さん(21)は「草をむしるのは達成感が目に見えて感じられるのでうれしい。同期と話をすることが少なかったので、この機会に話すことができて良かった」と満足そうだった。

 家族で参加した入社9年目の山内英明さん(29)は「家族との絆がこの機会でより深まったと思う。また、来年も参加したい」と笑顔だった。

 清掃後、参加希望者が語り部の案内で和歌山城天守閣に登り、天守閣から見える景色や和歌山城の歴史を学んだ。

除草作業をする社員ら

除草作業をする社員ら