安全ルール学ぶ 交通公園と貴志川線で教室
和歌山電鐵㈱と和歌山交通安全協会は27日、「交通&鉄道安全教室~楽しく学ぼう!ルールとマナー~」を和歌山県和歌山市西の県立和歌山交通公園と同市伊太祈曽の貴志川線伊太祈曽駅構内で開き、親子連れを中心に約250人が訪れ、交通安全への意識を高めた。
昨年12月に初めて実施し、今回が3回目。交通安全について楽しく学んでもらうことを目的としている。教室は午前と午後の2回に分けて開き、前半に同公園で交通ルールを学んだ後、貴志川線で伊太祈曽駅に移動。同社の社員から列車に乗る際のマナーを学んだ後、車庫にとめている列車の下部を見学し、列車の中から機械による車両の洗車を体験するなどした。
交通ルールを学ぶ学習では、同協会の女性スタッフ2人が道路と車が描かれたイラストを使って正しい交通ルールを解説。「歩行者は右端を、自転車は左端を通って」「自転車に乗るときはヘルメットをかぶって」などと呼び掛け、子どもたちは真剣な表情でうなずいていた。同協会のシンボルマスコットキャラクター「ちゅういくん」も登場。ちゅういくんと一緒に公園内の横断歩道を交通ルールに従って渡る訓練に取り組んだ。参加者は信号が青色に変わった後、両側から車が来ていないか確認し、手を真っすぐに上げて横断。最後に参加者全員が声を合わせ「飛び出しはしません」と宣言した。