水質判定は全て良好 県内22カ所の海水浴場

 和歌山県は、県内22地点の海水浴場で行った本年度の水質調査について、全ての地点の水質が良好だったと発表した。

 調査は4月12、19、23日(和歌山市の独自調査含む)に主要海水浴場22地点で実施。県は17地点、中核市である同市が5地点の測定を行い、ふん便性大腸菌群数、COD(化学的酸素要求量)、油膜、透明度や病原性大腸菌O―157の項目で調査した。

 環境省の判定基準に基づき、調査した全ての海水浴場の水質は良好を示す「適」判定。O―157は検出されなかった。

 本紙エリアの調査地点は同市内の加太、磯の浦、片男波、浜の宮、浪早の5カ所。市は水質の他、放射性セシウムと砂浜などの空間線量率も調べ、放射性セシウムは検出されず、高い線量率の地点はなかった。

 今回の結果は各海水浴場開設前の調査で、7月下旬から8月上旬に開設中の水質調査も行う予定になっている。