学童農園で田植え体験 山口小が自治会と
和歌山市立山口小学校(同市里、岡本晶彦校長)の5年生43人は12日、山口地区連合自治会内のまちづくり協議会(平岡卓治代表)が運営する学童農園で田植え体験を行った。
同協議会は子どもたちに農業体験や地域とのふれあいをしてもらおうと、毎年米作り体験を行っており、JAわかやま、同校と協力して学童農園を運営している。3年目となることしは、約10㌃の田んぼにヒノヒカリを植えた。
児童ははだしで田んぼに入り、苗の束を2、3本つまみ、田んぼに張ったひもに付いている赤い目印に合わせて苗を植えた。「スタート」の声が掛かると、児童は「イエーイ」と大はしゃぎで、泥まみれになりながら楽しんだ。最初は足場の悪さや植え方の難しさに苦労していたが、徐々に慣れ回数を重ねるごとに上手になり、スムーズに苗を植えられるようになっていった。
1組の辻村萌々さん(11)は「田んぼに入った時は気持ち悪かったけど、楽しかった。毎日やっている人はすごいと思った」、初めて田植えをした2組の前谷夏菜さん(11)は「最初は難しかったけど、途中からできるようになってきて楽しかった」と笑顔だった。
児童が植えた苗は10月ごろに稲刈りをし、収穫する予定となっている。