和歌山トーハン会 池田名誉会長に感謝状贈呈

 活字文化復興への尽力と功績をたたえ、創価学会の池田大作名誉会長に13日、出版物販売などの㈱トーハンの県内取引先7書店で構成する和歌山トーハン会(宇治正裕会長)から感謝状が贈られた。和歌山市の創価学会和歌山文化会館で贈呈式が行われ、代理授与で山内洋一関西方面長が感謝状を受け取った。

 池田名誉会長は1964年、恩師・戸田城聖第2代会長の生涯と、創価学会が一大民衆運動へと発展していくドラマをつづった全12巻の小説『人間革命』の執筆を開始。翌年から聖教新聞紙上で1509回にわたる連載を行った。93年からは続編となる『新・人間革命』を執筆し、連載回数は日本の新聞小説史上最長記録を更新。13日現在で6396回となり、21日には「30巻・上」を発刊する。執筆活動の期間は半世紀を超えている。

 贈呈式で宇治会長は「まさに小説の枠を超え、世界平和を望む人々の希望の一書として、人生の岐路を正しく導く道標文学として、読者を励まし、導き続けて来られた」とたたえ、山内関西方面長は「活字出版文化は紛れもなく人間の野蛮性に立ち向かう砦。若い世代に向け、より豊かな活字出版文化を満たしていく決心であります」との池田名誉会長の謝辞を代読し、感謝を伝えた。

 池田名誉会長は2016年、県書店商業組合からも感謝状を贈られている。

宇治会長㊨から感謝状を受け取る山内関西方面長

宇治会長㊨から感謝状を受け取る山内関西方面長