レコード好き必見 秋にコレクター映画上映

 クラシックからジャズ、民謡まで幅広い音楽のコンサートを開く和歌山県和歌山市狐島のLURU HALL(ルルホール)で8月10日から12日まで、映画『さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物』の上映会が開かれる。同所の岩橋和廣代表は「レコード好きはもちろん、音楽好きにも見てもらいたい」と話している。

 映画はアメリカ・メリーランドのレコードコレクター、ジョー・バザードのドキュメンタリー。SP盤レコードが普及し始めた1920~40年代のブルース、カントリーなどさまざまなジャンルのレコードを収集しており、2万5000枚以上を所有。コレクションはCDに提供したり、自身のラジオ番組で放送したりしている。

 映画ではロバート・ジョンソンの「CrossRoadBlues」やジミー・ロジャーズ「Sleep,Baby,Sleep」をBGMに、レコードが並ぶ地下室や、まだ見ぬレコード発掘のため各地を歩くジョーが映されている。

 同所では来場者に文化遺産としてレコードの歴史を伝えようと、SP盤やアナログ盤レコードのコンサートを開催してきた。今回は同作の上映が和歌山でなかったことから、8月に期間限定でレコードマニアのトーク付き自主上映会の実施を決めた。

 このほど行われた試写会にはレコード愛好家が参加。SP盤レコードの音楽を楽しみ、上映後は作中に出てきた音楽やジョーのレコードへの熱意について語り合っていた。

 上映会は朝の部午前10時から、夜の部午後8時から。日曜日は朝の部のみ。トークゲストは各回で変わる。フリードリンク付き2000円。問い合わせは同所(℡073・457・1022)。

愛好家が集まった試写会

愛好家が集まった試写会