足の健康を願う大祭 足守神社で御夢想灸
足の神様「あしがみさん」として親しまれている足守神社(和歌山県和歌山市木枕、吉田純啓別当)で1日、大祭「御夢想灸(ごむそうきゅう)」が行われ、約1000人が足の健康を願った。
高野山の高僧・覚鑁(かくばん)上人が大池(現在の大池遊園)の工事で足腰を痛めた人のために足守大明神を奉安し建てた足守観音寺が起源の神社。足の健康や病気平癒の祈願の他、スポーツの勝利を願う参拝者も訪れている。
この日は健脚の祈祷と足へのお灸も行われ、参拝者は鍼灸師の診察を受けた後、祈祷されたもぐさを足に並べてお灸をすえてもらっていた。
吉田別当(47)は「最近はスポーツをする人や選手のファンとお参りに来る人の年齢層が広くなった。祭りで1年の健康のご利益をもらって帰ってほしい」と話していた。