エピカリス開業 和歌浦のホテル再生第1号

 和歌山県和歌山市新和歌浦に18日、エーゲ海風ホテル「EPICHARIS(エピカリス)」がオープンした。市の企業立地促進奨励金制度の指定を受けて再生されたホテルの第1号となり、和歌の浦のさらなる魅力向上が期待されている。

 同ホテルは、天皇陛下が皇太子時代に宿泊されるなどした老舗旅館「岡徳楼」の跡地に建設。建設・運営は不動産管理会社の㈱スターボシステム(同市雑賀崎、東宗弘社長)、設計はISE設計工房(同市中之島、伊勢盛生代表)、施工は㈱原庄組(同市次郎丸、中西保裕社長)が手掛けた。

 「ギリシャのリゾート地で体験できる夢のような時間や空間の提供」をコンセプトに、白を基調にした鉄筋コンクリート5階建てのホテルで、28の客室からは和歌浦の海が一望できる。エーゲ海を訪れた貿易船では、船長が大きな部屋、乗組員は洞窟のような部屋で宿泊していたという史実を基にした、広くてシックな空間の部屋、テラスに露天風呂が付いた部屋など8タイプの客室がある。

 シーカヤックや自転車などの貸し出しも行い、レストラン「カロスオーシャン」では和歌浦産の海の幸や地元食材を使った地中海風料理が味わえる。

 宿泊予約はホテルホームページ(https://www.epicharis.jp/)、各旅行サイトから。

 問い合わせは同ホテル(℡073・447・0001)。

グランドオープンしたエピカリス

グランドオープンしたエピカリス