地場産品販売やステージ多彩に 海南まつり
第26回ふるさと海南まつりが13日、JR海南駅西側広場や国道周辺で開かれた。会場には、市特産の家庭用品やグルメなどのブースがずらりと並んだ他、3カ所のステージでは高校生の企画や獅子舞、コスプレ愛好家らによる「痛車グランプリ」など、多彩な催し物がめじろ押し。周辺は約4万人の来場者の熱気に包まれた。
市主催の「みなとまつり商工祭」と海南青年会議所主催の「ふるさとまつり」を1993年に統合し、規模を拡大して開催するようになって26年目。実行委員会(保田敏行委員長)が主催した。
同駅西広場ステージでは、高校生企画による漫才ワークショップ、県住みます芸人「わんだーらんど」の漫才、国道ステージでは、中学生の吹奏楽演奏やよさこい踊り、藤白・日方地区の保存会による獅子舞、駅前北駐車場内の小ステージではアニソンDJや音楽演奏、大声コンテストなど、多彩な催し物が続々と繰り広げられた。
来場者は、お手ごろ価格のほうきや食器洗い用スポンジなどを買い求め、会場内を行き交いながら、夜まで祭りを楽しんでいた。
保田実行委員長(33)は「ものづくりが盛んで史跡も多い海南の素晴らしさを若者にもっと知ってほしいと願い、さまざまな企画をした。祭りをきっかけにふるさとに誇りをもってくれたら」と話していた。