駅や列車で演奏会 和歌山線アートトレイン

 JR和歌山線や沿線を高校生の演奏とアートで彩る「アートトレイン」が2日に開かれ、列車内や駅でコンサートが行われた。

 同線の利用促進と沿線の活性化を図る「ワカカツ」の一環で、JR西日本和歌山支社と沿線の高校・特別支援学校10校による連携企画。和歌山―橋本駅間を往復する特別列車では和歌山県立和歌山工業高校や粉河高校の軽音楽ライブやきのかわ支援学校の和太鼓演奏が披露された。

 和歌山駅地下の「わかちか広場」でのコンサートには、県立和歌山高校総合音楽部の軽音楽班と吹奏楽班、那賀高校吹奏楽部が登場。軽音楽班からは2組のバンドがステージに上がり、back numberの「瞬き」など3曲を歌った。吹奏楽班はSEKAI NO OWARI「RPG」で前奏に合わせてクラップ(手拍子)し、那賀高校吹奏楽部はDA PUMPの「USA」を踊り、それぞれのセンスで会場を盛り上げた。

 県和歌山高軽音楽班3年生の中川悠さん(17)と神谷菜月さん(18)は「地下で演奏することはあまりないので、音響とかが新鮮だった。オリジナル曲は外では初披露だったので、他のところでも歌いたい」と笑顔で話していた。

「USA」を踊る那賀高吹奏楽部

「USA」を踊る那賀高吹奏楽部