貴志川中高生が募金活動 台風と地震の被災者へ
和歌山県立貴志川高校(紀の川市貴志川町長原)と市立貴志川中学校(同上野山)の生徒会は11日、和歌山電鐵貴志川線の貴志駅前で台風21号と北海道胆振東部地震で被災した人に義援金を届けるため、募金活動を行った。
貴志川高の生徒会は2016年4月の熊本地震やことし7月の西日本豪雨などの際も募金活動を実施。今回は今月7日から始業前に校門の前で生徒や地域住民に募金を呼び掛け、さらに輪を広げようと、11日と12日の2日間、夕方に同駅前とマツゲン貴志川店前で協力を呼び掛けた。
11日は高校1~3年生6人と中学3年生5人が募金箱を手に、「募金お願いします」と大きな声でそれぞれ呼び掛け、通学で駅を利用する高校生や近くを通り掛かった人たちが応じていた。
貴志川高3年で生徒会長の田口竣介君(18)は「北海道は遠くて現地には行けませんが、少しでも力になれたら」と話し、貴志川中3年で生徒会長の和田陸朗君(15)は「募金活動は初めてで緊張しましたが、多くの人が協力してくれて良かったです」と笑顔を見せていた。
集まった義援金は日本赤十字社県支部と県を通じて被災者に届けられる。