停電、断水の対応質問 台風21号で和市議会
和歌山市議会9月定例会は18日、一般質問を行い、4日の台風21号の被害や停電について質疑が行われた。
松本哲郎議員(公明党議員団)は停電に伴う断水と企業局の対応について質問。白井光典局長は加太、東山東、西山東、山口で1450栓が断水し、発電機を使ってポンプの仮運転を再開したこと、電源を含む本復旧は5日後の9日となったことを報告。富松淳公営企業管理者は、事業継続計画(BCP)に基づいて応急給水を行ったが、今回は3日半の断水が続いたことから、給水車の移動給水に加え、ポンプ所を稼働するために必要な機器の導入を検討していきたいとした。
浜田真輔議員(至政クラブ)は避難所となる学校やコミュニティセンターへの非常用電源の設置の必要性を質問。尾花正啓市長は広域停電に備えて関西電力と連携した広報、医療、避難体制について検討する必要があるとし、避難場所に配置されている発電機を使った受け入れ体制を考えていくと答弁した。