和歌山市は手帳確認漏れ等なし 障害者雇用

省庁や全国の自治体で障害者雇用の水増しが発覚した問題で、19日の和歌山市議会一般質問で市の実態について質疑があった。市は、障害者手帳などの確認漏れや、対象外者の算入などはなかったと明らかにした。

公明党議員団の中塚隆議員は、市で雇用している障害者の人数や採用方法を質問。総務局の森泰之局長は、身体障害者35人、精神障害者3人の合わせて38人を現在雇用しており、2005年から身体障害者を対象にした採用試験を実施していると説明した。

採用時の確認については、雇用前に障害者手帳を確認しており、現在在籍している障害者も本人の申告で手帳を確認していると報告。今回の問題を受けて改めて確認したところ、障害の程度の変更で対象外になった職員や、本人確認せずに対象障害者としている職員もいなかったと答弁した。