交通安全や職業体験楽しく トラックの日
和歌山県トラック協会(阪本享三会長)主催の「第26回トラックの日 交通安全フェスティバル」が7日、和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれ、職業体験コーナーや交通安全教室など多彩なブースとステージに親子連れらが詰め掛け、にぎわった。
全日本トラック協会が定める「トラックの日」(10月9日)にちなんで毎年開催。開会式あいさつで阪本会長は「トラック輸送は国内の貨物の9割以上を扱い、暮らしと経済を支えているが、ドライバーの不足や原油価格の高騰などの問題を抱えている。きょうは子どもたちに業界の魅力を紹介したい」と業界への理解を呼び掛けた。一日会長の委嘱を受けた、ご当地アイドルグループ「Fun×Fam」2代目キャプテンの須左美静奈さんは「トラックが物を運ぶ大事な役割を担っていることを知ってほしい」と話し、来賓として仁坂吉伸知事らも出席した。
屋内では、自動車販売会社やタイヤメーカーなどが輸送や交通安全に関する体験など20のブースを出展し、14分の1スケールのトレーラーラジコンのデモ走行、子どもが消防士の服を着て記念撮影ができるコーナーなどが盛況。肉食恐竜ティラノサウルスのリアルな着ぐるみによる「T―REXウオーキングショー」、Fun×Famのライブ、県警交通センター交通教育係「ひまわり」による交通安全教室なども人気だった。
わかやま新報ブースでは、会場で記念写真を撮り、来場記念新聞に掲載して配る「おもいで新聞」を実施。親子連れらがブースに足を運び、完成した新聞を笑顔で眺めていた。
屋外会場では大型トラックの展示の他、飲食物の販売ブースが多く並び、大トロのにぎりずしやマグロステーキ丼、かき氷、たこ焼きなどを買い求める来場者で盛況となった。
イベントの最後には豪華賞品が当たる大抽選会もあり、Fun×Famが4Kテレビや高級和牛肉、防災セットなどの当選者を発表し、会場は歓声や拍手で盛り上がった。