自動車の定期点検を促進し、安全な運転を呼び掛ける「2018クルマジャンボリー」が21日、和歌山県和歌山市湊の和歌山運輸支局で開かれ、無料点検や子ども向けの自動車整備士体験など多彩なイベントに多くの親子連れらが訪れた。
県自動車整備振興会和歌山支部(竃谷泰義支部長)、和歌山地区自動車整備協同組合(同理事長)が主催し、自動車点検整備推進運動の強化月間に合わせての開催で、28回目。
今回は、同組合青年部会(井口良隆会長)が「キザニック」を初めて実施。整備士の仕事に親しんでもらおうと、子どもたちに作業用のつなぎを着てもらい、車のランプ類やタイヤの空気圧の点検などを体験した。ドアの内部の構造などが見られる車も用意された。井口会長は「次の世代の整備士を育てることが大切。仕事にふれ、興味を持ってもらい、きっかけをつくりたい」と話していた。
無料点検コーナーでは、国家資格を持つ整備士が来場者の愛車のブレーキやランプ類、タイヤなどの整備項目をチェック。通常の車検に加え、道路運送車両法に定められた年に一度の定期点検を受けるよう呼び掛けた。
この他、同支部内各ブロックによる飲食などの販売、お得な商品がいっぱいのガレージセール、ご当地アイドルFun×Fam(ファンファン)のステージなども行われた。
竃谷支部長は「定期点検は環境に優しく、燃費を高めることにもつながる。悪くなる前に整備すべき箇所を見つける予防整備を大切に、車を正しく使ってもらいたい」と話した。