キャッシュレス化推進を 商議所が予算要望

和歌山商工会議所(片山博臣会頭)は23日、和歌山市に2019年度の中小企業対策や産業振興の予算編成に関する要望書を提出した。

片山会頭をはじめ13部会と女性会の委員長ら11人が市役所を訪問。各部会の要望をまとめた要望書を尾花正啓市長に手渡し、各部会が報告した。

片山会頭は「キャッシュレス化への環境整備や中小企業の経営改善に向けて支援をしていきたい」とあいさつ。尾花市長は「商工まつりも盛況で、親子連れの参加が多かったのは良かった。人口減少は止まらないが、子育て世代の流出抑制に勢いをつけていかなくては」と述べた。

要望は、キャッシュレス化促進の環境整備、西浜工業団地に津波から一時的に避難できるタワーの設置、市内で学び就職する学生のための専門学校支援、排出水の色等規制条例の規制数値緩和など14部会で合わせて36件。外国人観光客らに向けた災害時の防災メールや緊急速報の多言語化、台風21号で倒れた和歌山港のクレーンの復旧状況など、ことし起こった災害を踏まえた意見交換も行われた。

要望書を手に片山会頭㊨と尾花市長

要望書を手に片山会頭㊨と尾花市長