智弁が大阪偕星に逆転勝ち 秋季近畿大会

智弁和歌山 1 0 0 0 1 6 0 4 12
大阪偕星 2 0 1 0 1 0 1 0 5

(8回コールド)

 〔智〕池田泰、池田陽、小林樹―東妻〔大〕福田慈―富山▽本塁打=綾原(智)▽2塁打=根来、細川、東妻、綾原(智)

 2018年度秋季近畿地区高校野球大会が27日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で3試合があり、1回戦第1試合で智弁和歌山(県1位)が大阪偕星(大阪3位)に12―5で8回コールド勝ちした。6回以降に10点を挙げる集中打が光った。

 智弁は1回表、安打で出塁した細川が暴投で生還し1点を先制。その後は相手投手の140㌔前後の直球と低めに落ちる変化球に苦しんだが、6回に1死1、2塁から9番の綾原が左中間に3点本塁打を放ち逆転。さらに2死満塁から佐藤が走者一掃の適時打を放ちこの回一挙6点を挙げた。8回は佐藤の適時打で1点を加えた後、綾原が走者一掃の適時2塁打で、突き放した。

 先発した左腕の池田泰は走者を出してから粘れず、3回3失点で降板。2番手の池田陽が130㌔台後半の直球に90㌔台の緩い変化球も交え4回を2失点。気迫の投球で味方の反撃を呼び込んだ。

 中谷仁監督は「しんどいゲームをものにできて良かった。綾原の本塁打の場面は併殺打だけは避けてくれと思っていた。バッテリーが相手に決定打を与えなかったことが逆転につながったと思う。投手力に課題はあるが、次も全員でしっかり守りたい」と話した。6打点をたたき出す大活躍を見せた綾原選手は逆転本塁打の場面について「打ったのは高めの直球。中谷監督からセンター返しを意識するよう言われて修正できた」と振り返った。

コールドを決める12点目のホームイン

コールドを決める12点目のホームイン