解散総選挙へ追い込む 討論会で気持ち強く
1月4日に和歌山放送の 「2012和歌山県出身国会議員座談会」 に出席した。 出演者は和歌山出身の衆参国会議員9名と、仁坂知事。 来年度予算案の評価、消費税、TPPなどが主なテーマで、与野党議員が異なる見解をぶつけ合う場面もあった。
その中で目立ったのは民主党議員の無責任な逃げてばかりのコメントだ。 我々が民主党政権の政策について具体的に問題点を指摘すると 「個別に反論していると明日の朝までかかる」 という無責任な逃げ答弁や、 「ある自民党議員とは普段話していると同じ意見になる」 との抱きつき答弁を繰り返すばかりだった。
マニフェストで 「16・7兆円の無駄を見つける」 と言っていたのに、 鳴り物入りの事業仕分けでもほとんど成果が上がっていないという重要な点を指摘すると、 「マニフェスト期間はあと1年あるので、 なお16兆円の無駄遣いを見つけ出すという前提で議論をしている」 など、 今となっては誰も信用しないような答弁を繰り出した。 16・7兆円の無駄を削って各種バラマキ施策を行うとしてきたのに、 見つけられないまま国債を増発して、 財政を危機的状況に追い込んでいる自覚がまったくない。
特にあきれたのは、 「マニフェストがほとんど反故(ほご)になっていることを国民に真摯(しんし)に詫びるべき」 とのわれわれの追及に対して 「私たちは党を代表してきているわけではないので」 と無責任なコメントをした点である。 公党所属の議員たる者、 常に党を代表する心構えで発言しなければならないのは言うまでもない。
放送の内容は 「和歌山放送」 のホームページで聴けるようになっているので、 ぜひ一度聴いてみてほしい。 私の発言は、 「ことしの抱負」 がパート1の18分5秒から、 「予算案に関する評価」 がパート2の24分24秒から、 「消費税の賛否」 がパート3の16分56秒あたり、 「TPP」 についてはパート4の12分11秒から、 「政権奪還への決意」 がパート5の4分15秒から、 それぞれ取り上げられているので、 ぜひ聴いていただきたい。
めったにない与野党議員全員がそろっての討論の場なので、 私は変に気を遣うことなく、 率直な発言を心掛けたつもりだ。 政権与党を厳しく批判すべきは批判したし、 国民が強い関心を持っている消費税については 「反対」。 TPP問題については 「米を守ることを前提に賛成」 と賛否をきちんと述べさせてもらった。
民主党政権はもはや政権運営の機能を喪失し、 一日長く続けば続くほどその分国益を害する状況になっている。 今回の討論で、 民主党の各国会議員も政権与党の一員としての当事者意識を持たず、 マニフェスト違反やメチャクチャな政権運営について責任を自覚しない政治姿勢であることがはっきりした。 自民党がもっとしっかりして一日も早く解散総選挙に追い込まなくてはならないとの気持ちをあらためて強くした。