女性への暴力根絶を パープルリボン運動
「女性に対する暴力をなくす運動」期間(12~25日)にちなみ、和歌山県男女共同参画センター〝りぃぶる〟は25日まで、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛9階の同センターで、啓発イベントを実施。女性に対する暴力根絶のシンボル「パープルリボン」を飾り付けるツリーを設置し、来館者のメッセージも展示している。
パープルリボン運動は、子どもや女性にとって、より安全な世界をつくることを目的にアメリカで1994年に始まり、同センターでは2001年から毎年キャンペーンを続けている。期間中、来場者に「暴力をなくそう」という願いを込めてリボンでツリーを飾ってもらい、決意や呼び掛けをメッセージカードに記入してもらう。
女性への暴力は、殴る蹴るといった身体的なものだけでなく、精神的(モラルハラスメントを含む)、性的、経済的、社会的なものまで、内容はさまざま。県内でも相談件数は増加傾向にあり、中でも10代が最も多いという。
理解を深めるための関連書籍約50冊、DVD5本もそろえ、同センターの担当者は「女性への暴力は許されるものではないことを、一人ひとりに認識してもらえれば。もし、つらい思いをしている方がいれば、秘密は守られますので、我慢せず専門機関に相談を」と呼び掛けている。
期間中、来館した毎日先着30人に、きいちゃんのメモ帳や啓発グッズをプレゼント。午前9時から午後9時(日曜は5時半)まで。19、23日は休館。問い合わせは同所(℡073・435・5245)。