未来に残す海で7人入賞 海保の図画コンク

 海上保安庁が実施する「第19回未来に残そう青い海・図画コンクール」の紀北地区(日高町以北)の表彰式が16日、和歌山県和歌山市中のイオンモール和歌山で開かれ、美しい海への思いを描いた小中学生7人の入賞者が出席し、表彰状を受け取った。

 将来を担う子どもたちに海洋環境保全について考える機会を提供し、海上保安業務への理解を深めてもらおうと実施している。今回は紀北地区の小中学生から89点の応募があり、第五管区海上保安本部長賞に1点、和歌山海上保安部長賞に3点、海南海上保安署長賞と海上保安協会和歌山下津支部長賞に2点ずつが選ばれた。

 会場には入賞作品が展示され、友達と海で遊ぶ子どもたちや水中を泳ぐ魚の群れ、仕掛けた網を引き上げる漁師の姿など、さまざまな海が描かれている。

 表彰式で和歌山海上保安部の福山孝輝部長は「審査では特に海への思いがこもっている作品を選んだ。海への関心を高めてもらうために実施しており、年々素晴らしい作品が増えている」とあいさつ。和歌山海上保安部長賞に選ばれた市立広瀬小学校4年生の田村魁都君(9)は「沖縄の海を泳ぐウミガメを描いた。甲羅が水面に映っているところを表現するのに頑張った。表彰式は緊張した」と話していた。

 今回の入賞者は次の皆さん。

 【第五管区海上保安本部長賞】小学生低学年=藤田一樹(吹上)

 【和歌山海上保安部長賞】小学生低学年=北谷市聖(広瀬)▽同高学年=田村魁都(同)▽中学生=中家万維(西脇)

 【海南海上保安署長賞】小学生低学年=藤原凌玖(白崎)▽同高学年=林華菜子(西脇)

 【海上保安協会和歌山下津支部長賞】小学生低学年=越田美悠(吹上)▽同高学年=松本有希(貴志)

入賞した皆さん

入賞した皆さん