タイ副首相が来県 知事会談や紀州漆器視察
タイのソムキット・チャトゥシーピタック副首相が1月31日、日本の地方政府との交流や企業訪問を目的に来県。県庁で仁坂吉伸知事と会談した他、紀州漆器伝統産業会館うるわし館(海南市)、㈱早和果樹園(有田市)などを視察した。
和歌山県とタイ政府観光庁は昨年11月、観光分野での業務協力を確認した趣意書に調印している。
県庁で行われた会談では同国の商務省、工業省と県との間で、相互の産業振興や経済交流を目的とした覚書の締結を来年度初めに締結する方向で協議していくことを確認。ソムキット副首相は、タイの多くの農家は生活が貧しく、日本の食品技術を学ぶことで生活を良くしたいと伝え、「あらゆる面で協力を緊密化したい」と説明。仁坂知事は「お互いがウィン・ウィンの関係になることを始めていければ」と話した。