飼養農家を検査 県が豚コレラ対策室を設置
愛知県での豚コレラ発生を受け、和歌山県は6日、畜産課内に対策室を設置。同日から県内全て(29戸)の豚やイノシシなどの飼養農家で、家畜保健衛生所による立ち入り検査を一斉に開始した。
対策室によると、豚コレラは豚、イノブタ、イノシシの病気で、人に感染することはないという。
豚コレラは愛知県豊田市で発生し、豚が出荷された大阪府や滋賀県、岐阜県、長野県で陽性が確認された。県への搬入は確認されていない。
県では昨年9月の岐阜県での発生以降、12月7日までに3回の全戸一斉検査や指導を行うなど、随時調査を実施。6日の検査では、農場の出荷や導入状況の確認、ウイルスの侵入防止対策の徹底、異常豚やイノシシ発見時の早期通達の徹底などを指導した。