和秋建設ら表彰 わかやま木の家コンテスト
和歌山県が主催する「わかやま木の家コンテスト2018~あなたが選ぶ紀州材の家~」で、和歌山市寄合町の㈱和秋建設(前田純代表取締役)の作品「住み継がれる家」が優秀賞に輝いた。
紀州材の住宅建築の促進や需要拡大による地域の森林・林業・木材産業の活性化を図るため開催。県内事業者から14作品の応募があった。
1次審査は建築関係有識者らによる審査員審査を行い、全作品が通過。県内8カ所でのパネル掲示による一般投票などの2次審査を実施し、1次審査の得点と2次審査の得票数で賞を決めた。
優秀賞の「住み継がれる家」は839票を獲得。100年、150年使える家を前提とし、同一構造による自由な間取りが可能。標準化された構造材を繰り返し使用する汎用性の高い構造システムとなっている。
12日には県庁で表彰式があり、仁坂吉伸知事が受賞者に表彰状と盾を贈呈。前田代表取締役は「大変光栄に思う。これからも紀州材の普及に精進したい」と話していた。
コンテストでは、田辺市の中村伸吾建築設計室の作品「広がりをたのしむ家『みどりの斜面に建つ平屋』」が最優秀賞を受賞。上富田町の㈱伸栄木材の作品「家族が集まりゆったりと寛げる永く住んで居心地のいい家」が優秀賞を受賞した。
同設計室の中村伸吾代表は「若い人にも木の家を使ってもらえるよう、魅力を伝えていきたい」と話していた。