県教委2219人異動 東京五輪や高文祭に対応
県教育委員会は25日、4月1日付の人事異動を発表した。異動規模は事務局等職員が217人(前年度比22人増)、教職員が小中学校と県立学校を合わせて2002人(同47人減)となっており、前年度から大きな変動はない。
事務局等職員は、2021年のワールドマスターズゲームズ関西や全国高校総合文化祭、来年の東京オリンピック・パラリンピックを契機としたイベント開催やキャンプ、合宿の誘致推進などの対応を念頭に配置した。配置換えは206人(同30人増)、うち昇格は29人(同5人増)、女性は36人(同9人減)。退職者は11人(同8人減)となっている。
県立桐蔭中学校・高校長を31日で退職する清水博行氏が4月2日付で教育企画監に就任し、任期途中で退任した宮下和己前教育長の後任、宮﨑泉教育長を補佐する。
教職員の異動の内訳は、小中学校1443人(同65人減)、県立学校559人(同18人増)。新規採用者は小学校216人、中学校95人、高校47人、特別支援学校46人の計404人で、本年度末の退職者は小中学校381人、県立学校210人の計591人(同26人減)。
女性管理職の状況は、小中学校、高校、特別支援学校合わせて校長54人、教頭119人、事務長が高校、特別支援学校合わせて11人となっている。
組織改変では、スポーツ課のプロジェクト推進班を10人体制のプロジェクト推進室に拡大し、県立学校教育課内に高校総合文化祭推進室を8人体制で新設する。