互いに感じた異国を表現 絵画と陶芸2人展
油絵と陶芸の2人展「See the Other Side」が26日まで、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館特設展示室で開かれている。
紀の川市貴志川町の杉林雅義さん(66)と、同市に住むアメリカ人の烏野ラナさん(52)の作品展。烏野さんが描く和歌浦の風景と、杉林さんが描くヨーロッパの風景60点が並ぶ。
7年前に地元の作品展で知り合い、展覧会は初開催。タイトルは、外国人の烏野さんが見る和歌山と、日本人の杉林さんが見るヨーロッパ、互いに異国の風景を描いていることから。
杉林さんはイタリアのトスカーナやイギリスのロンドン、南フランスのコンクなど4、5年間で巡ったヨーロッパ各国の風景を油絵とスケッチで、烏野さんは週に1回は見に行くという和歌浦の海の四季折々の風景、日の出や日没の表情を、陶芸と油絵で色彩豊かに表現している。
杉林さんは「外国人が感じる和歌浦と日本人が感じるヨーロッパの風景、それぞれの違い、面白さを感じてもらいたい」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同館(℡073・436・1331)。