安全運転の技磨く 県大会へ伏虎交通少年団

 7月13日に和歌山県和歌山市手平のビッグホエールで開かれる「第54回交通安全子供自転車県大会」に向け、市立伏虎義務教育学校の交通少年団が23日、練習を開始。4~6年生の11人が実技試験に向けて自転車を走らせた。

 大会は自転車の正しい乗り方やルールを身に付けてもらおうと開催。交通ルールを守って走る安全走行テスト、S字走行など乗り方の熟練度をチェックする技能走行テスト、交通規則や自転車の安全な乗り方について出題する学科テストの3部門で競う。昨年は県内の交通少年団や小学校9校が出場した。

 1回目の練習となったこの日は、S字走行やジグザグ走行など技能テストに向け練習。児童は左側通行や夜間のライト点灯、二人乗りの禁止など基本的な交通ルールの話を聞いた後、自転車に乗り、交通指導員や和歌山西署交通安全課の指導のもと、体育館に8の字に引かれた線の上を走る練習や、木の棒の間をすり抜ける練習をした。縄ばしごの上を走る練習では、はしごの上に乗り上げる度にバランスを崩しそうになり児童は何度も転びそうになりながら走り抜けた。

 4年生の向井つくもさん(9)は「はしごの上は途中まで走れたけど、棒の間をすり抜けるのは難しかった。今度の練習では棒を倒さずに走り切れるようになりたい」と話していた。

縄ばしごの上を走る児童

縄ばしごの上を走る児童