安倍政権と対決 参院選へ藤井氏事務所開き
参院選和歌山選挙区(改選数1)に立候補を予定している無所属新人で元和歌山弁護士会会長の藤井幹雄氏(58)が9日に和歌山県和歌山市山吹丁に後援会事務所を開設した。
推薦を決めている連合和歌山の池田祐輔会長や国民民主党県連の浦口高典幹事長、立憲民主党県連の山本忠相幹事長、社民党県連の出口征二幹事長らが出席。池田会長は「連合としては9年振りに候補者を出せた。野党を一本化できたのも大きな追い風。働く仲間の代表として、藤井さんを国会に送り届けなくてはならない」とあいさつ。
藤井氏は「今の政治では国が壊れてしまうと思い、『自分でよければ使ってほしい』と立候補を決意した。立候補を表明してからも、安倍政権には腹の立つことばかり」と怒り、「これまで政治を横で眺めていたが、傍観している時期ではない。いまこそレッドカードを突き付けたい。残された期間を精いっぱい頑張りたい」と訴えた。
和歌山選挙区には、自民党現職で公明党が推薦する経済産業大臣・世耕弘成氏(56)が立候補を予定し、有田市の男性(41)も出馬を検討している。