紀三井寺の感触確認 高校野球割り当て練習
第101回全国高校野球選手権和歌山大会7月12日に開幕するのを前に、会場となる紀三井寺公園野球場では17日、出場校による割り当て練習が始まった。
この日は慶風、日高中津、高野山など5校が練習。25日まで智弁和歌山や市和歌山などを除く計32校が各校1時間半ずつ練習を行う。
「よっしゃ行くぞ」。慶風の選手たちは午前9時に勢いよくグラウンドに飛び出し、それぞれの守備位置に散った。ノックでは、外野手が外野フェンスに打球が当たった際の跳ね返りを確認。内野手はボールがどうバウンドするか目で追いながらきびきびとした動きで打球をさばいた。
投手陣はマウンドから捕手を座らせて全力投球を繰り返し、マウンドの感触を確認。実戦形式の守備練習では、走者なし、無死1塁などさまざまな場面を想定し、走者が先の塁に進むのを防く練習を繰り返した。
選手たちは「外野手はフェンスを怖がるな」「もっと声を出そう」「送球が高いぞ」などと互いに指摘し合い、開幕に向けて士気を高めていた。