青少年の育成で表彰　和歌山市が15人と1団体

　青少年の健全育成に顕著な貢献をした人に、和歌山市青少年育成市民会議（会長＝尾花正啓市長）が贈る本年度青少年育成功労賞の受賞者に１５人と１団体が決まり、表彰式が２３日、市勤労者総合センターで行われた。

　表彰は１９７１年度から行われ、長年にわたって青少年団体の育成、指導活動や家庭の健全化、青少年の非行防止、社会を健全にする啓発に尽力するなどの功績が評価された。

　表彰式では、原一起市教育長が受賞者に賞状を手渡し、「子どもたちを取り巻く事件や事故が多発している。今後も関係機関の連携を強め、皆さまの力をお貸りして、子どもたちや地域の安全・防犯に取り組んでいきたい。ご尽力お願いします」と祝辞した。

　受賞者の一人で、交通安全の見守り活動などに取り組む神屋敷久美さんは「日々の活動では、子どもたちから声を掛けてくれる。私たち大人も模範になる行動をしないと、と身が引き締まる思いです」と話していた。

　本年度の受賞者は次の皆さん。かっこ内は推薦団体。

　【個人】石橋哲郎（有功地区連合自治会）▽岩橋慶兒（西和佐地区連合自治会、西和佐地区社会福祉協議会）▽上道博好（楠見地区民生委員・児童委員協議会）▽神屋敷久美（大新地区連合自治会）▽北順次郎（木本地区連合自治会）▽黒木志保子（田野地区公民館）▽桑原忠雄（高松地区連合自治会）▽阪中夕起子（ガールスカウト和歌山地区協議会）▽島本祥恵（芦原地区連合自治会）▽鈴木美尋（福島中ノ丁自治会）▽田村耕作（松江地区社会福祉協議会）▽萩野晴司（広瀬地区公民館）▽前田郁子（川永地区民生委員・児童委員協議会）▽正木伸彰（東山東地区民生委員・児童委員協議会）▽和田邦男（三田地区連合自治会）

　【団体】平松組（川永地区社会福祉協議会）＝平松豊司代表

主催者を囲んで受賞者の皆さん