南紀の海山川を舞台に ライドオン・スサミ
南紀の海・山・川の大自然を満喫できる自転車のイベント「サイクルアドベンチャー南紀 RIDE ON SUSAMI2019~古座川Round~」が10月20日、和歌山県のすさみ町と古座川町で開かれる。前回の好評を受け、ことしの大会の申し込みは昨年を上回るハイペースで、早期エントリーが7月31日まで、最終締め切りは9月18日となっている。
すさみ町サイクリング大会実行委員会が主催し、3回目を迎える。コースの景観、走りやすさ、ご当地グルメや地元住民によるおもてなしなど評価は高く、ことしはさらにパワーアップした大会を目指している。
コースは昨年と同じく「チャレンジコース」(140㌔、定員300人)と「アドベンチャーコース」(78㌔、定員200人)の二つを用意。すさみ海水浴場を発着点に、太平洋に臨む国道42号、清流・古座川と日置川沿い、一枚岩や瀧之拝太郎など、独自の自然あふれる景観を楽しめるようになっている。
休憩場所のエイドステーションでの地元住民の「おもてなし」は毎回人気。今回も、すさみ町名産イノブタのフランクフルトやうどん、古座川町のアユの塩焼き、柚子ドリンクなど魅惑のご当地グルメが味わえる。前回参加者の声を受け、走りとおもてなしの両方を楽しみやすいよう設置間隔を工夫することにした。
大会前日の19日には前夜祭があり、ショートヒルクライムレースを行う。3人のチームで約600㍍を1人2本走り、合計タイムで競う。
和歌山市や紀北地域からの参加を呼び掛けるため、すさみ町産業振興課主査の桂渉さん、西牟婁振興局企画産業課副主査の吉原大貴さん、実行委事務局で東武トップツアーズ紀伊田辺支店マネージャーの入野弘嗣さんが和歌山新報社を訪問。
3人によると、過去2回の開催やPR活動により認知度は高まっている。試走のために事前に訪れたり、大会後もサイクリングにやって来たりする愛好者が増えているという。
「海・山・川の全てを楽しめる全国的にも珍しい、素晴らしいコース。『ライドオン』を新しいサイクリングの一大ブランドにしたい」と話している。
対象は中学生以上。大会の詳細や申し込みはホームページ(http://ride-on-susami.com/)で。7月31日までの早期エントリーで参加料が1000円引き。問い合わせは実行委(すさみ町産業振興課内、℡0739・55・4805)。