タイムスリップ感覚で 「自分史作り」講座
大切な体験や忘れられない思い出などを文章にして残す「自分史作り」が、近年注目されている。和歌山県スポーツ振興財団は6日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛内で「自分史作り体験」を開き、6人が自身の思い出などを語り合いながらこれまでの歩みを振り返った。
自分史活用推進協議会自分史活用アドバイザーの橋爪喜代さんが、単独では初めて講師を務めた。橋爪さんは名前や過去に戻れるタイムマシンがあったら、いつ何をするかなどを参加者に質問。参加者は自身のプライベートな話を織り交ぜながら楽しく語った。
橋爪さんは自分史について「アイデア次第で可能性が無限大。オンリーワンのプレゼントになる。自分史は難しく考えずにタイムスリップして自由に発想しながら作ってほしい」と力を込めた。
参加者は白い紙、原稿用紙と持参した写真を基に具体的なエピソードを文章にして自分史を作成し、参加者同士で自分史の共有をしながら、交流を深めていた。
橋爪さんは「自分史は未来につなげるバトン。あの頃の自分とキャッチボールをしてみると見える景色が異なる。自分を振り返るツールとして和歌山でももっと広がればうれしい」と話した。